2020年3月30日2021年12月24日投資

【初心者必見】投資ってなに?投資の種類やメリット・デメリットを紹介

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少子高齢化社会や働き手の不足など、日本経済の先行きが不透明な状況から、これまで以上に「投資」が注目を浴びています。投資は、今後の生活をより豊かにする可能性を秘めているため、「自分も始めてみたい」と考えている方もいるでしょう。一方で、投資とは一体どのようなものがあるのか、正確には分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、投資の種類、メリットやデメリットについて解説します。把握すれば、自分に合った投資を見つけられるでしょう。

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そもそも投資とは?

投資とは、自己資金を投じ、資産を増すことです。一口に投資といってもさまざまな種類があるため、目的や目標金額に合わせて選ぶことが重要となります。
たとえば、独身の方が結婚に向けて行う投資、既婚の方が子どもの将来のために行う投資など目的や目標金額はさまざまです。
さらに、リスクについても把握する必要があります。ハイリスクハイリターンなものからローリスクローリターンなものまで投資の種類によってリスクが異なるため、「どこまでリスクを許容できるか」を考えるのも大切な要素です。
投資と似た言葉に「資産運用」がありますが、これらには違いがあります。投資は「利益を得るために積極的に資金を投じる」のに対し、資産運用は「資産を増やす、もしくは減らさないために行う」要素が強いのが特徴です。違いを明確にした上で、投資についての知識を増やしていきましょう。

投資の種類10選!各投資の特徴やメリット・デメリットとは?

投資にはさまざまな種類があるため、「何から始めたらよいのか分からない」という方も多いでしょう。投資は種類によって「リターン」「リスク」「期間」などが大きく異なるため、分かりにくいのも無理はありません。しかし、それぞれのメリットやデメリットを把握すれば、自分に合った投資方法が見つかります。ここでは、10種類の投資を詳しく見ていきましょう。

株式

最もメジャーといえるのが株式投資です。上場企業の株を売買することで、差益によって利益を得ます。株価が安いタイミングで購入し、株価が上昇したら売却をするキャピタルゲインが主な利益です。

そのほかに、株を保有していることで得られるキャピタルゲインの「配当金」での収益も見込めます。

メリット

  • 保有しているだけで配当金や株主優待を得られる
  • 株主総会の参加権を得られ、会社の経営戦略や人事決定などに意見できる
  • 常日ごろから経済や政治に目を向け、情勢を把握できるようになる

デメリット

  • 最低でも10万円ほどの元手が必要になる
  • 銘柄探しに多くの時間を要する

FX(外貨為替取引)

FXは「Foreign Exchange」の略で、正式には「外国為替証拠金取引」のことです。文字どおり、外国為替を利用して利益を得る投資方法です。米ドルを始め、世界中のさまざまな外貨を売買して、為替レートの変動を見極めて差益を狙います。
「レバレッジ」といって、少ない資金で大きな投資ができるのが特徴です。証拠金の数倍から数十倍の取引が可能で、国内のFX会社の最大レバレッジは25倍となっています。ほかにも、外貨を保有することで発生するスワップポイント(政策金利の差)によって継続的な利益を生むこともできます。

メリット

  • 資金が少なくても多額の利益を上げられる可能性がある
  • 4,000円ほどからと、比較的少額から取引できる
  • 平日であれば24時間いつでも取引可能である
  • 取引できる外貨ペアが限られているため、投資先が見つけやすい
  • 保有し続ければスワップポイントで利益を上げられる

デメリット

  • 平日は24時間価格変動し続けるため、常に管理する必要がある
  • 価格変動の動きが激しいため、大きな損失を計上する恐れがある

預金

預金は、銀行にお金を預けることで発生する利子で利益を上げる方法です。手続きも簡単で、普通預金や定期預金などの種類を選択し、お金を預け入れるだけで始められます。
定期預金は、1年や2年など設定した期間中はお金を下ろせません。しかし、その分普通預金よりも利率が高いため、投資目的であれば定期預金の利用が望まれます。

メリット

  • 仕組みが分かりやすく、老若男女誰でも始めやすい
  • 元本割れのリスクがないため、安心して投資ができる

デメリット

  • ほかの投資方法と比較すると、大きな利益は得られないことが多い
  • 経済情勢などによって金利が低くなると、得られる利子が少なくなる

投資信託

投資信託は、投資家が資金を資産運用会社に任せて利益を得る方法です。資産運用会社には「ファンドマネージャー」と呼ばれる投資の専門家がおり、「株式」「FX」「不動産」「債権」などに投資をします。投資によって得られた利益は、投資家の出資額に応じて配当される仕組みです。
商品の種類を選択する必要はありますが、株の銘柄まで選択する必要はありません。初心者にもおすすめの投資といえます。

メリット

  • ・投資の専門家が運用を代行してくれるため、初心者でも始めやすい

デメリット

  • 多くの商品の中から自分に合った投資信託を探す必要がある
  • プロの投資家に任せても、元本割れのリスクは排除できない
  • 手数料がかかる

不動産投資信託

不動産投資信託とは、投資家から集めた資金を使って不動産投資を行う方法です。不動産投資によって得られた家賃収入や不動産売買益を、投資家の出資額に応じて配当します。

メリット

  • 実際に不動産を保有する必要がないので、少額の資金から投資が可能
  • 専門家に運用してもらえるため、管理の手間がかからない
  • 急落リスクが少ないため、安定した利益を得やすい

デメリット

  • 投資している不動産の管理権限は得られない
  • 自然災害による損傷や倒壊、空室が多い場合などは損失を被ることもある

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iDeCo

iDeCoは、「個人型確定拠出年金」のことを指します。「投資信託」「定期預金」「保険」の中から運用商品を選択し、自分で決めた掛け金を毎月拠出していきます。60歳を迎えてから引き出せる、個人型の年金制度です。受け取れる額は、各自の運用実績によって変わります。

メリット

  • 積立金が所得から控除され、所得税や住民税の節約ができる
  • 運用益が非課税になる

デメリット

  • 基本的に60歳になるまでは引き出せない
  • 運用益は実績によるため、将来どのくらいの金額を受け取れるのかが不透明

不動産

不動産投資は、アパートやマンション、土地を購入して運用することで利益を得る方法です。入居者から得られる「家賃収入」、不動産の価値が上がったタイミングで売却して得られる「売却益」で利益を創出します。
不動産投資信託とは異なり、自分が実際に土地や建物を所有するのがポイントです

メリット

  • 長期的に家賃収入を得られ、不労所得や年金対策になる
  • 不動産はインフレ、デフレでも価値が下がりにくい

デメリット

  • 初期投資が高額になりがち
  • 建物が壊れた、老朽化した場合に多額の修理費がかかる

NISA

通常、株式投資や投資信託で得られた利益には、20%程度の税金が発生します。NISAは、株式や投資信託の運用益や配当金について、一定額を非課税にする制度です。
具体的には「NISA口座」を利用することで、購入した株や投資信託などの投資によって得られた年間120万円までの利益が非課税扱いになります。非課税の期間は最大で5年間です。非課税枠を利用しての投資総額は合計で600万円までと定められています。

メリット

  • 投資によって得られた利益に税金がかからない

デメリット

  • 非課税となる枠や年数が決められており永久的に利用できるわけではない

専用のチャートを用いる投資として、株式やFXなどをイメージする方も多いでしょう。金も毎日取引が行われることで価格が変動する、チャートを用いる投資です。株式やFXとは異なり、金はそれ自体に価値が生じます。

金の価値を決定づけるのは「希少性」であり、さまざまな要因で毎日変動しています。取引は、米ドル建てで行われるのが一般的です。

メリット

  • 金の価値によるシンプルな仕組みのため分かりやすい
  • 3000年以上価値が変わらない

デメリット

  • 価値の上がり下がりの判断が難しい
  • 基本的にドル建てで取引を行うため為替リスクをともなう

仮想通貨

仮想通貨は、実体のないインターネット上の通貨のことです。オンライン上のみでしか使用はできません。まだまだ広く浸透しているとはいえませんが、店舗の決済で利用できるケースもあります。

メリット

  • ほかの投資と比較して変動が激しく短期間で大きな利益を得られる場合がある
  • 24時間365日取引が可能である
  • 対応している店舗などがあれば日常生活でも使える

デメリット

  • 変動が激しいため短期間で大きな損失を被るリスクがある
  • ハッキングなどによって、保有していた仮想通貨が突然消失する恐れがある
  • 法律で規制される可能性を排除できないため、将来性が不透明である

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始める前に知っておきたい!投資のリスク・リターン・期間

投資は、将来に備えて行うことで、生活をより豊かにしてくれる可能性を秘めています。しかし、忘れてはいけないのが「リスク」です。投資は100%うまくいくとは限りません。投資を始める前に、「リスク」「リターン」「期間」の3つの要素を把握し、その種類を決定しましょう。

投資のリスクとは?

数ある投資の中で、リスクのない投資はありません。リスクは、リターンの変動を意味しており、リターンの変動幅が大きいとリスクが高くなり、リターンの変動幅が小さいとリスクが低くなります。つまり、リターンが大きい投資ほどリスクも大きく、リターンが小さい投資ほどリスクも小さくなるという仕組みです。

FXや仮想通貨などはリターンの変動幅が大きいため、リスクも大きい傾向にあります。預金やiDeCoなどはリターンの変動幅が小さいため、リスクも小さいのが特徴です。投資の種類でリスクの大小が異なるため、それに合わせたリスク管理をすることが重要となります。

短期間におすすめの投資:FX

短期間での利益を得たい場合におすすめの投資がFXです。FXは、少ない資金でも大きな利益を得られる可能性があります。
「レバレッジ」といって、現在手元にある資金以上の金額を投資できるのが特徴です。たとえば、資金が10万円だけであったとしても、レバレッジを10倍に設定すれば100万円分の取引ができます。

高額な投資ができれば、わずかな為替変動であっても十分な利益が狙えます。さらに、大きな変動が起こった場合、少ない資金で短期間の間に大きな利益を得られる可能性もあります。

中期間におすすめの投資:投資信託

中期間で利益を得たい場合におすすめの投資は、投資信託です。投資信託では、幅広い商品の中から自分に合った投資が選べます。商品ごとにリスクやリターンはさまざまで、目的に応じて選べるのがポイントです。
運用は専門家であるファンドマネージャーに代行してもらえるため、投資の知識が少ない方であっても、安心して任せられます。不安なことがあったり、「自分はこうしたい」という思いがあったりすれば相談できるため、中期間で利益を上げるのに適した方法を提案してくれるのもメリットです。

長期間におすすめの投資:iDeCo

長期での利益を考えている方は、iDeCoの利用を検討することをおすすめします。iDeCoは、運用商品を選んで毎月一定額を拠出し、60歳以降に一時金や年金として受け取れる投資です。基本的に60歳になるまで受け取れませんが、リスクも少なく安定して利益を得られます。

税制優遇制度が豊富であるため、将来への対策として多くの注目を集めています。iDeCoへの掛け金は全額所得控除となるため、所得税や住民税の節税ができます。ほかにも運用益が非課税、受取金の公的年金等控除など、多くの優遇措置を受けられるのが魅力です。

投資開始までの流れ

投資の種類や特徴を把握して、自分が実施したい投資が決まったら、次は投資を開始するまでの流れを把握しましょう。
投資を開始するまでの流れは、「現状の把握」「ゴールを設定」「ゴールに合わせて商品を選択」の3工程です。3つの工程をしっかりと行っておくことで、失敗リスクを減らして成功に近づけられます。では、詳しく見ていきましょう。

現状を把握

投資を始めるには、まずは自分の現状把握が大切です。どれくらいの金額を投資に回せるのかを把握しましょう。
投資の種類によって、最初にどのくらいの金額が必要であるかが異なります。少額からできる投資、多額の資金を必要とする投資などさまざまです。いくら「この投資を行いたい」と考えても、初期投資として必要な資金を捻出できなければ、投資を始めることができません。
また、目標金額を設定したとしても、投資が少額であるといつまでも達成できない可能性もあります。

現状把握には、バランスシートを利用するのがおすすめです。年間の収入と年間の支出を算出することで、1年間に貯蓄できる金額が判明します。そこから、いくらまでを投資に使えるのかを考えてみましょう。

ゴールを設定

現状を把握したら、次にゴールを設定します。ゴールは「目的」と「金額」の明確化が重要です。
投資を行うと決めた際、なぜ投資を行おうと思ったのかを思い出しましょう。投資を行うと決めた際の理由を目的とし、最終的に得たいと思っている金額を設定します。目標の金額を設定すれば、どれくらいの資金を投じるかの明確化が可能です。
投資する目的としては、「住宅購入」「結婚資金」「教育資金」「老後資金」などが挙げられます。それぞれの目的によって、最終的にどのくらいの金額を得たいのかが変わるでしょう。
たとえば、結婚資金とするのであれば「結婚式の費用分」、教育資金であれば「大学の学費の足しにする」などです。定めた目的に合わせて目標金額を決め、ゴールを設定しましょう。

ゴールに合わせて商品を選択

ゴールとして決めた目標や金額などに合わせて、どの投資を行うかを決定します。それぞれのゴールによって、合う投資は異なります。投資を開始する日からゴールまでの期間、得ようとしている金額などから投資を決定しましょう。
たとえば、「住宅購入の頭金を得る」という目的の場合、比較的短期間や中期間での利益を望むケースが多くなります。短期間や中期間であれば、FXや投資信託などの投資を選ぶことにつながります。
「老後資金を得る」という目的の場合、仮に投資開始日の年齢が50歳である場合、定年退職まで10年以上の期間があります。比較的ゴールまでの期間が長い場合は、リスクが少なく堅実に利益を得られるiDeCoなどを選ぶのがおすすめです。

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まとめ

投資にはさまざまな種類があり、それぞれでメリットやデメリットが大きく異なります。自分に合った投資を行うことで、リスクを減らして成功へと導きやすくなるのがポイントです。現状を把握してゴールを定め、ゴールに合わせた投資を行いましょう。

投資のメリットやデメリットが把握できても、始めての投資には不安がつきものです。分からないことや不安を抱えたまま投資を始めるとリスクが高まるため、投資のプロに相談してみましょう。
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また、Mastercard®️最上位クラスで、富裕層を多く抱えるクレジットカードLUXURY CARDの 「ラグジュアリーカード・オフィシャルアンバサダー」に就任。日米税理士ライセンス保有。東京大学EMP・英国国立オックスフォード大学ELP修了。紺綬褒章受章。
現在は代表税理士を務める傍ら、英国国立ウェールズ大学経営大学院に在学中(MBA取得予定)。

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