コラム

イートン・カレッジ

2021年6月16日

イートン・カレッジとはイギリスにある名門校で、13歳から18歳までの少年約1,800人が通っています。各階に多くの著名人を輩出し、過去20人の首相を輩出したことからイギリス一の名門校と言われることもあります。

 

イートン・カレッジには優れた教育制度があり、日本でもイートン・カレッジをモデルにしている学校も多く存在しています。はたしてイートン・カレッジの優れた制度とは、どのようなものなのでしょうか。それはビジネスの現場にも通じるものですので、みなさんの今後のヒントにもつながれば幸いです。

イートン・カレッジのような節度

イートン・カレッジではいくら世界的に有名な家柄の子でも、校則違反があれば退学になります。このように良い学校や組織には、良い節度があります。そしてその節度を決めていると、節度がある子たちが自然と集まってきます。ネイチャーグループでもイートン・カレッジのような節度ある人の集まりを目指しています。

 

イートン・カレッジは1440年の創立から、節度を大切にしてきました。そうした取り組みのおかげもあって、伝統的に政界・官界へと進出する人も多くいます。

イートン・カレッジの競争はリーダーとしての自覚を促すためにある

イートン・カレッジの特徴の1つに、競争についての考え方があります。日本では生徒を平等に扱う傾向があります。一方イートン・カレッジでは競争はリーダーとしての自覚を促すために必要であるという考えがあります。厳しい競争に打ち勝った人間には、将来リーダーとして必要な経験を踏ませるということですね。

 

イートン・カレッジの競争は厳しく、成績などによって選別された「特権的階級」が設けられています。成績優秀者で奨学金を受けた者は黒いガウンを着用し「カレッジャーズ」と呼ばれます。その中でも優秀な者には井金ボタン付きチョッキ着用の「シックスフォーオム」、スポーツ万能な者には赤いチョッキ着用の「ポップ」などがあります。特権階級になった生徒は他の生徒のリーダーとなり、さらなる自覚を促されます。

努力する実力のある者にはチャンスが与えられる

名門校と聞くと優雅でセレブのための学校というイメージを抱きがちですが、イートン・カレッジでは入学時に家族の裕福度は一切考慮されず生徒の実力で判断されます。また授業料の支払いが困難な家庭には、学費の割引・免除の仕組みが利用できます。つまり努力する実力のある者には、家庭の裕福さに関わらずチャンスが与えられる環境が整っています。

 

そのため名門の家庭に生まれたとしても、イートン・カレッジでは特権的階級に入れないこともあります。逆に貧乏な家庭に生まれたとしても、実力があれば特権的階級に入ることも可能。こうした競争を節度をもってすることで、国のリーダーや中枢をになう人間が生まれていきます。

まとめ

ここまでネイチャーグループの「イートン・カレッジ」について紹介しました。イギリス一の名門校と称され、卒業生には首相や王族など錚々たる人が顔を揃えます。イートン・カレッジは家庭の裕福さやコネではなく、実力や努力が評価される仕組みになっています。そんな中でおこなわれる厳しい競争で、将来リーダーとなる人間が育っていきます。ビジネスの現場でも節度をもって競争をすることで、優れた人間を育っていきます。

会社説明会※現在、開催期間外となります。

ENTRY