コラム

常に代役

2021年12月8日

劇団四季の代表作「ライオンキング」では、主役を4~5人立てています。これは主役に何かあった時でも、他の人が主役を演じることで、最高の劇を提供するためです。まさに備えあれば憂いなしですね。

 

こうした常に代役を用意するという劇団四季の姿勢は素晴らしいのですが、はたしてみなさんの会社では代役が用意されているでしょうか。本記事では代役の重要性について解説しています。代役がなぜ必要なのかと疑問に感じた方は、ぜひご覧ください。

社長でも部長でも何かあった時のための代役は必要

会社では社長あっても部長であっても、何かあった時のために代役が誰になるか決めておく必要があります。もし代役を決めていなかったとすれば、有事の際に一から代役を探さなければなりません。そうなってしまった場合と、代役がいる場合とでは会社としての損害の大きさが段違いです。

 

業務遂行のためだけを考えれば、少数精鋭で運用したほうがコスト面では有用かもしれません。しかしその場合、不測の事態には弱いことを頭に入れておきましょう。

業務も属人化を避ける

また代役の有無に関わらず、その人しかできない仕事つまり業務の属人化は避けたほうがいいでしょう。属人的な業務が増えてしまうと、不測の事態が起きたときの損害が増えてしまいます。

 

誰がやっても同じ作業などはマニュアル化しておくと、引継ぎもスムーズですし万が一の事態でも他の人が業務を遂行できます。何が起こるかわからないので、あらかじめ準備すると備えられます。

顧客にとって社内事情は関係ない

顧客の立場に立って考えると「社長が病気で倒れてしまったので、意思決定ができません。」といった社内事情は関係ありません。また急に人が変わったからといって、業務のクオリティが落ちてもいけません。

 

理想は劇団四季のライオンキングのように、代役が常に複数いて、常に同じクオリティを提供できる状態です。少なくとも1人は代役を立てられるような体制を構築しておきましょう。

将来的に代役になる可能性を視野に入れる

代役を用意することは緊急ではないので、ついつい忘れてしまいがちです。しかし今の業務が回っているから心配ないでは、不測の事態に備えられません。

 

そうではなく将来的に代役が必要になる可能性も視野に入れたうえで、採用計画を考えましょう。代役が必要になるかもしれないという考えがあれば、あらかじめ人員を多めに採用するなどの対策がとれます。

まとめ

ここまで「常に代役」について解説をしてきました。代役を立てるというのはどうしても後回しになってしまいがちですが、とても重要なことです。世の中何が起こるかわからないので、常に不測の事態には備えておきましょう。

 

代役が必要だということを会社全体で認識できれば、対策もとれるようになります。目の前の業務ももちろん大切ですが、万が一の時どうするのかもあらかじめ考えておきましょう。

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