2020年2月26日2023年2月10日資産運用

おすすめの資産運用は?初心者向けの選び方と具体的な方法20選

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老後の生活や不労収入を増やすために資産運用をしようと考える方も増えてきています。しかし、資産運用方法はたくさんあるため自分に合った方法が分からないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、おすすめの資産運用の種類や選び方についてご紹介します。それぞれのメリットやデメリットも知りましょう。さらに、失敗しないための対策法や資産運用に必要な準備についても解説します。

資産運用を始めたいと考えているなら、まずはおすすめの資産運用方法をチェックすることから始めましょう。この記事を読めば、自分に合った資産運用方法が見つかります。

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投資を始める前に!おすすめの資産運用の選び方は?

資産運用とひとことに言っても方法や種類は豊富であり、初心者の方は特に選び方に迷ってしまうでしょう。投資を始める前に、まずは選び方のポイントを知っておくと役立ちます。目的や充てられる金額、リスクの高さなどさまざまな観点から検討してみてください。ここでは資産運用の選び方について、4つのポイントに分けて解説します。

投資金額で選ぶ

まずは、投資に使える自己資金額を把握する必要があります。資産運用の種類や方法により、必要な資金が異なるためです。例えば投資信託の場合、商品によっては月々100円程度から始められます。一方で、不動産投資は少なくとも数十万円程度の初期費用が発生するでしょう。

投資は余剰金で始めたほうが、長期的に継続しやすく失敗した際にも生活に影響しにくいといえます。まず投資に充てられる自己資金額がどの程度あるのか確認し、余裕をもって少額から始めてみましょう。

運用の目的に合わせて選ぶ

資産運用の目的を決めると、どのような方法で挑戦するか方向性が明確になります。例えば老後資金を準備したい場合、iDeCoを利用すると所得控除を受けながら最長75歳まで運用可能です。不動産投資による家賃収入も、老後の生活資金として活用できるでしょう。

また子どもの学費を準備したい場合には、年間40万円まで非課税で運用できるつみたてNISAを利用する手もあります。ひとつの資産運用に頼るのではなく、目的別に適切な方法を選びそれぞれ運用する方法も有用です。

リスクとリターンの差で選ぶ

投資の種類や金融商品により、リスクとリターンの大きさは異なります。つみたてNISAやiDeCoのように国が認めた商品のみ運用できる資産運用は、比較的ローリスクリーリターンです。

一方でFXは通貨ペアに、株式投資は銘柄によって運用結果に大きく差がでる傾向にあります。ややハイリスクな分、場合によっては大きな利益も期待できるでしょう。少しずつでも確実に増やしていきたいのか、リスクがあっても大きな利益を狙いたいのか、各資産運用の特徴を理解し、目的を踏まえた上で決定する必要があります。

投資初心者に適した選び方

投資に初めて挑戦する場合は、いきなりハイリスクな方法を選ぶのではなく、リスクが比較的低い方法を選んだほうが安心です。投資初心者の方は、下記の条件に当てはまる方法や商品を選択するとよいでしょう。

・少額から始められる
・長期投資に向いている
・ボラティリティが低い

ボラティリティとは価格変動の大きさのことです。価格が大暴落しにくい商品を選択すれば、大きな損失を被る心配はありません。

初心者におすすめの資産運用の種類13選

資産運用の種類は、リスクや難易度の高いものから、簡単に始められるものまで多岐にわたります。初心者の方は、リスクが低く少額から挑戦できる方法から挑戦するようにしましょう。ここではハードルが低く、初心者の方でも始めやすい資産運用方法13選を紹介します。

定期預金

定期預金は、銀行もしくは郵便局に現金を一定期間預金もしくは貯金し、そこから利息を得る方法です。資産運用の定番の方法であり、最もリスクとリターンが低い方法でもあります。

定期預金による資金運用のメリットは元本割れしない点です。資産を守りながら、少しずつ増やすことができます。デメリットは金利が低い点でしょう。一般的な銀行の金利は以下の通りです。

一般的な都市銀行もしくは地方銀行:年利0.01%
ゆうちょ銀行:年利0.01%
ネット銀行:年利0.02%~0.05%

例えば、年利0.02%のネット銀行に1,000万円の定期預金をしても1年間の利息は2,000円にしかなりません。さらに、利子所得には20.315%の税金がかかります。この税金は利息から天引きされ銀行が代わりに納付しているため、実際に利息として受け取れる額は2,000円未満です。

さらに、定期預金は、普通預金のように自由に引き出せないというデメリットもあります。そのため、定期預金は守りの資産運用といえるでしょう。

上記から、定期預金が向いている方の特徴は、以下の通りです。

・元本割れを避けたい
・手元にお金があるとすぐ使ってしまう

定期預金は着実に資産を増やせる方法であるため、子どもの学費や結婚式など比較的直近のライフイベントに備える方法として向いています。

外貨預金

外貨預金とは、日本円ではなく外国の通貨で預金を行うことです。海外では日本よりも金利が高い国があり、そうした国の通貨で預金をしておいてその利息で資産を増やします。外貨預金のメリットは、日本の銀行より高い金利で預金できる点です。

さらに利用している外貨が日本円よりも価値が上がった場合、その値上がり分の差益で儲けられる点もメリットとなるでしょう。デメリットとしては、為替手数料が高い点と預金保険制度(利用している銀行が倒産しても1,000万円までは戻ってくる)の対象外である点です。

金利は0%台の通貨も多いため、儲けた利息から手数料をひいた利益もそれほど大きくはなりません。リスクを抑えるためにも運用していくためには為替レートや為替変動をチェックしましょう。

上記から、外貨預金は以下のような方に向いています。

・為替リスクや仕組みを十分理解できている
・渡航先で外貨を利用する機会が多い
・着実に資産形成したい

為替変動リスクがあるものの、預入中の得られた利息は着実に積み重なっていきます。

保険

貯蓄性のある保険も、資産運用方法のひとつとして有用です。貯蓄型保険は、満期や解約に伴い満期保険金や返戻金を受け取れます。保険による資産形成のメリットとしては、一定額まで所得控除の対象となる点です。例えば対象の一般生命保険に加入して年間8万円を超える保険料を払い込んだ場合、4万円の所得控除を受けられます。

貯蓄型保険として、終身生命保険や個人年金保険以外にも、特別勘定で運用して満期保険金や解約返戻金が増減する変額保険も該当します。預貯金より高い金利を期待できますが、その分元本割れのリスクもあります。ただし死亡・高度障害保険金に関しては、契約時に定めた保険金額が保障されるケースが多く、万が一の際も安心です。

個人向け国債

国債とは国が発行している債券つまり借用証書です。個人として国債を購入すれば国にお金を貸すことになります。国はお金を返すときに利子をつけるため、その利子収入でお金を儲けられる仕組みです。

個人向け国債のメリットは、国の保証があるため元本割れ、金利ゼロといったリスクが低いです。さらに、定期預金より利率が高いこともメリットのひとつです。年率0.05%の最低金利が保証されていて、また1万円から購入可能という手ごろさもおすすめできるポイントでしょう。

デメリットは、満期にならないうちに中途解約した場合、「中途換金調整額」が差し引かれる点です。また購入後1年以内は中途換金できません。

したがって個人向け国債は、預金以上の投資効果を得たい方や少額から始めてみたい方におすすめだといえます。また元本割れの可能性が低いため、ローリスクを好む方にも向いているでしょう。

外国債券

外国債券とは、発行体(債券を発行する主体)、発行通貨、発行市場のどれかが外国もしくは外国通貨の債券を指します。外国債券を資産運用で利用するメリットは、高い利回り、為替変動による差益を得られる点です。さらに外国債券は日本の株式とは違う値動きをする傾向にあります。

また外国債券を満期日まで保有していれば、額面の金額を受け取れます。しかし満期日前に売却する場合、その時点での市場価価格で売却しなければなりません。もしその時点で最初の購入額より価格が下回っていれば元本割れとなります。

外国債券の場合、発行体の財務状況が悪化すれば、利息や償還金(満期で投資家に戻ってくる元金)の一部もしくは全額が支払われない可能性もあるので注意してください。

上記から、外国債券への投資が向いている方の特徴は、以下のように考えられます。

・個人向け国債より高い利回りを期待できる商品を所有したい
・国内株式などとは別の値動きをする金融商品を所有したい

分散投資のひとつとして活用すれば、外国債券自体のリスクヘッジにもつながります。

つみたてNISA

つみたてNISAは、少額からの投資支援を目的とした国の非課税制度です。金融商品は、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者でも安心して始められる資産運用だといえます。つみたてNISAの新規投資額は、毎年40万円が上限です。

扱う商品が限られている点や、元本割れのリスクがある点には注意が必要です。上記の特徴から、預貯金より高い利回りで利益を得たいと考えているものの、投資経験が少なくまずは少額から始めてみたい方に向いている方法だといえます。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

個人型確定拠出年金は通称「iDeCo(イデコ)」と呼ばれているものです。加入者は最低5,000円から毎月一定の金額を積み立て、あらかじめ用意された定期預金や投資信託などの金融商品から運用するものを選びます。運用によって得られた運用益は、60歳以降に一時金もしくは年金として受け取ることができます。

個人型確定拠出年金のメリットは、掛金全額が所得控除の対象となるため節税できる点です。さらに運用益も全額非課税となります。一時金もしくは年金で受け取る場合も控除の対象となるためお得です。また、運用する金融商品も一般的な投資信託と比較するとコストが安く、販売手数料のかからないものが多い点も魅力でしょう。

デメリットは、60歳までは引き出せない点です。そのためiDeCoは、十分な退職金を受け取れない方や厚生年金のない個人事業主・フリーランスの方が、老後資金を準備する際に活用するとよいでしょう。余剰資金に余裕のない方は、少額から始めるなど無理のない掛金で長く続けられるようにすることがポイントです。

投資信託

投資信託とは投資家から集めたお金をまとめて大きな資金とし、専門家が株式や債券などで運用する方法です。得られた利益は、投資家の掛金額に応じて分配されます。投資信託ごとの運用方針に基づき、投資の専門家が金融商品を選択して運用してくれるため、知識の少ない方でも始めやすい点がメリットです。

一方で、運用を任せる際の信託手数料がかかる点や、投資信託の種類自体が豊富で選ぶのに手間がかかってしまう点は懸念ポイントでもあります。さらに元本割れのリスクがあることも、念頭に入れておきましょう。

投資信託は、ある程度の利益を求めて投資に挑戦したいけれど、細かい運用はプロに任せたい方におすすめの方法です。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、資産運用代行サービスのことです。自分の年齢や収入、運用目的やリスク対応などの必要情報を入力すれば、投資先リストを作成し自動資産運用などのサービスを提供してくれます。

分散投資を行なえばリスクも分散できますが、管理が複雑になります。その点ロボアドバイザーに一任すれば、分散投資が行えて難しい管理もおまかせできる点がメリットです。しかし自分で投資した場合より手数料が高い、元本割れの可能性がある、短期で爆発的な収益は期待できないなどのデメリットもあります。

ロボアドバイザーには上記のような一任型に加えて、最適な資産配分などを助言してくれるアドバイス型も存在します。分散投資が可能なため、長期的な運用を考えている方にも有用でしょう。

ポイント投資

ポイント投資とは、証券会社で利用できるポイントを活用した資産運用方法です。買い物などで貯まったポイントで金融商品を購入できるため、仮に元本割れした場合も自己資金を失うリスクがありません。投資に利用できる十分なポイントが貯まっていて、かつ現金を使いたくない方に向いている方法です。

例えば楽天証券の場合、楽天市場や楽天クレジットカードの利用で貯まった楽天ポイントを活用して投資信託や株式投資ができます。

同様に、LINE証券でもLINEショッピングなどの利用で獲得したLINEポイント(1ポイント1円)を投資信託や株式投資に使えます。1株単位(単元未満株)の少額から投資できたり、有利な条件で株を購入できるセールタイムがあったりと、投資初心者の方でも始めやすいサービスも用意されています。
ただし、多くのポイントを貯めるには、その分多くの利用額が必要です。ポイント投資をするために消費をするのではなく、あくまでサービスを利用して得られる副産物として活用するのがよいでしょう。

ミニ株(単元未満株)

ミニ株(単元未満株)とは、銘柄ごとの最低売買単位に満たない数量で取引できる株式投資のことです。上場株式のほとんどは1単元100株と定められており、株価が1,000円のとき購入する際には最低でも10万円が必要となります。

ミニ株は10株から単元未満株は1株から購入できるため、それぞれ1万円、1,000円の資金があれば始められる資産運用です。議決権の行使が認められていない、単元未満株(ミニ株)を購入できる証券会社が限られている点には注意する必要があります。また株主優待を受け取れないケースもあるため、事前に内容を確認しておくと安心でしょう。

少額から株式投資を始めて、株主になってみたい方に向いています。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとはネット上でお金を借りたい企業と、お金を貸したい方をマッチングさせるサービスのことです。ソーシャルレンディング事業者は、投資家から小口資金を集め、その資金を企業に融資します。借りた企業は、定められた利率の利息を上乗せして毎月お金を返済しなければなりません。

この利息を事業者と投資家が分け合うことで、投資家は資産を増やし、事業者は利益を出してソーシャルレンディング事業を継続できます。ソーシャルレンディングの利回りは5%~12%といわれており、銀行の金利よりもはるかに高いことがメリットです。さらに投資すれば後は満期で償還されるまで何もすることがないため手間がかかりません。

しかし、借りた企業が返済不能になった場合、返済の遅延や貸し倒れなどのリスクを背負うこともあります。またFXや仮想通貨投資のような一獲千金をねらえる投資方法でもありません。ソーシャルレンディングは1万円程度から始められる場合もあるため、本業に集中しながら少額かつ比較的ローリスクで資産運用を始めてみたい方に向いています。

中小企業などを資金サポートし、企業を支えながら自分の資産を増やせることが、ソーシャルレンディングの魅力です。

貴金属投資

貴金属投資とは金や銀、プラチナやパラジウムなどの貴金属商品を購入する投資方法です。通貨は政治や経済の状況により価値がなくなることがあります。しかし金には不動の価値がありそれがなくなることは基本的にありません。

銀やプラチナは、金と比べると取り扱う市場は狭くなっています。そのため価格の高騰が期待できる点が魅力でしょう。

貴金属投資には、デメリットも存在します。例えば、金には利子や配当がありません。さらに盗難のリスクがあります。銀やプラチナに関しても価格が暴落するリスクもあり、リスクを軽減しながら投資を続けるためにはある程度の知識と経験が必要でしょう。

安定した資産が欲しい方や、中長期的な視点で資産運用を進めていきたい方に向いている方法です。またインフレにも強いため、違う値動きをする金融商品と併せて分散投資したい場合にも有用でしょう。

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投資に慣れてきたら始めたいおすすめの資産運用7選

ある程度投資に慣れてきた方は、掛金を増やしてみるとよいでしょう。その分リターンも増え、さらに効率良く資産形成を実現できます。また、少し難易度の高い資産運用に挑戦する方法も検討してみてください。ここでは投資に慣れてきた方におすすめしたい資産運用をいくつか紹介します。

ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)とは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった指数に連動する投資信託のひとつです。株式と同様に市場が開いている時間帯での取引となります。複数の銘柄で構成されているため、1つの銘柄に投資する場合よりも効果的なリスクヘッジが可能です。

また一般的な投資信託よりも手数料が安いケースも多く、コストを抑えられる点もメリットだといえます。ただし、自動積立投資や分配金の再投資ができないといった点には注意が必要です。上場ETFは分散投資に挑戦したい方や自分のタイミングで自由に売買したい方に向いています。

REIT(不動産投資信託)

REIT(不動産投資信託)とは、投資家から集めた資金で不動産を購入し、家賃収入などによって得られた利益が投資家に分配される金融商品です。アメリカで生まれた資産運用方法であり、日本ではJ- REITと呼ばれています。本来多額の初期費用が必要な不動産投資を少額から始められ、複数の不動産へ分散投資できる点が魅力的です。

また物件の維持や管理などの手間が不要なので、本業が忙しい方にも向いています。通常の不動産投資と比較して購入や売却の自由度が高く、上場株式のような成行注文や指値注文も可能です。

不動産投資

不動産は土地や建物、マンションなどの不動産を購入し、その賃貸収入や不動産の売却益によって儲けを得る資金運用方法です。マンション経営などの不動産投資のメリットは、入居者がいれば継続的に収入が得られる点です。またワンルームマンション投資なら、数十万円の資金で始めることもできます。

一方で、空室リスクや割高な物件を購入してしまうなどのリスクも存在します。入居者やトラブルへの対応、メンテナンスも必要です。また、地震や災害に備えて保険にも加入しなければなりません。他の投資目的の商品と比較すると、売却したいときにすぐに現金化できない点もデメリットといえます。

そのため不動産投資は、以下のような方に適した資産運用方法です。

・長期的な投資に挑戦したい
・初期費用に充てるまとまった資金が準備できる
・毎月安定した収入を得たい
・リスクに対して瞬時に決断・行動できる力がある

不動産投資を始めるなら、1棟のアパートやマンションからではなく、ワンルームマンションなどの小さな物件からスタートすることがおすすめです。そうしてノウハウや知識を培ってから、範囲を広げるとよいでしょう。

株式投資

株式投資とは企業の発行する株式を購入し、それによって得られる売却益(その株を購入した金額と売却金額の差額)と配当金さらには株主優待などの利益を期待する投資です。株式投資のメリットは株を安く買って高く売れる、つまりキャピタルゲインです。

さらに、企業は企業活動で生まれた利益を株主に分配します。この配当金、つまりインカムゲインもメリットのひとつです。企業の業績により配当金の額や回数は異なります。
株式投資のデメリットは、元本保証がない点です。株価が下がると、最初にその株を購入した金額より価格が下がることもあります。

また投資した企業が倒産すれば、その企業の株をたくさんもっていても価値はゼロです。そのため株式投資は投資先への情報を入手するなどして、適切な取引判断ができる方に向いています。自分なりの投資ルールを設けることで、リスク軽減にもつながるでしょう。

先物取引

先物取引には以下の3つのポイントがあります。

・将来のあらかじめ定められた期日(決済期日)に
・特定の商品を
・現時点で決めた価格で売買することを約束する取引

簡単に説明すると、将来値が上がると予想される商品を今のうちに安い値段で購入し、それが値上がりした際に売って儲けるということです。ちなみに先物取引は値上がりだけでなく、値下がりを予想しても儲けを出せます。

こうした先物取引で扱われる商品は、大豆やとうもろこしなどの農産物、金などの貴金属などです。さらに、価格の決まっていない未来の株も先物取引の商品になります。先物取引は実際の取引の10%程度の証拠金(手付金のようなもの)を支払えば取引可能です。

実際の10倍のお金を投資資金にでき、高いリターンを得る可能性がある投資方法といえます。しかし、投資初心者には商品選びや情報収集が難しいというデメリットがあります。

資産運用に慣れてきて、ある程度のリスクを背負ってでも大きなリターンを獲得してみたい方に向いている投資方法です。また余剰金を活用して挑戦したほうが、損失が出た際にも冷静判断できます。

仮想通貨取引

仮想通貨は暗号通貨とも呼ばれており、インターネット上でやりとりできる電子通貨のことです。代表的なものに、ビットコインやイーサリアム、リップルなどがあります。仮想通貨も仮想通貨の販売所または取引所で売買もしくは取引します。その取引方法は「現物取引」と「レバレッジ取引」です。

株と同じように仮想通貨も安く購入して、それを高く売れば儲けになります。レバレッジ取引は、口座に入金した証拠金でその何倍もの仮想通貨を売買する取引です。仮想通貨取引のメリットは少額で始められる点です。

またビットコインの取引所などのようにメンテナンスの時間以外では、基本的に24時間365日取引可能な点もメリットといえます。さらに、価格変動性が高いことも特徴です。大きく値を上げれば、売却時に儲けも大きくなります。もちろんその逆も生じるため、暴落などのリスクは覚悟しなければなりません。

仮想通貨は他の金融商品よりも価格が不安定な部分があるため、長期的に保有して売却のタイミングを見極める必要があります。余剰金での投資が可能な方や、他の資産運用と併せて挑戦したい方、仮想通貨における知識が豊富な方に向いている方法です。

FX取引

FXとは簡単に説明すると、他の国の通貨を買ったり売ったりして、その差額で利益をねらうことです。例えばドルを安いときに買って、高くなったら売り、その差額で利益を出します。

FX取引では「レバレッジ取引」を利用し、自己資金の25倍までの取引を行なえます。自分の予想通りに値動きした場合、少ない資金でも大きな儲けを出せる可能性があることがメリットです。1,000通貨単位での取引ならば、1万円もかからずに始められます。

デメリットとしては、自分の予想とは違う値動きをした場合、多額の損失を出すリスクがある点です。

初心者が資産運用を始める際に注意すべきこと

初心者の方が資産運用を始めるときに最も懸念する点は「失敗」でしょう。大きな失敗を避けるためには、それぞれの資産運用に対するリスクについて詳しくなり、その対策を取る必要があります。ここでは初心者の方が資産運用を始める際に注意すべき点について、2つのポイントに分けて解説します。

資産運用の基礎知識は身に付けておく

資産運用を始めるにあたり、基礎知識を身に付けておくことはとても大切です。投資は誰でも大きな利益を得られるわけではありません。下記のような知識を習得しておくと、初心者の方でも安心して始めやすいでしょう。

・各資産運用方法の仕組みやリスク
・金融商品(銘柄)の特徴や選び方
・資産運用によって得られた利益にかかる税金について

このような基礎知識を学ぶことで、大きな損失や失敗を避けられる可能性が高くなります。また収入を増やすコツがつかめれば、安定継続的に利益を獲得できるようになるでしょう。

資産の状況を把握する

資産運用を始める際は、一定の初期費用が必要です。投資信託など少額から始められるものから、不動産投資のように数十万円以上かかる場合もあります。損失が出ても生活に悪影響が出ないように、余剰金を使って投資することが失敗しないための定石です。

まずは収入が得られなくなったときにすぐ使える資金をある程度確保した上で、余ったお金を投資に回すようにしましょう。一般的に、すぐに使える資金は、生活費の3か月~6か月分ほど確保しておくとよいとされています。

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資産運用に必要な準備

資産運用では自分に合った投資方法を選ぶことが大切です。投資方法が決まり資産運用を始めるとなったとき、どのような準備が必要なのでしょうか。ここでは、必要な準備について説明します。
資産運用の準備には、資金を準備することも含まれます。具体的に何ができるのかを見ていきましょう。

預金状況の確認

まずは、預金状況を確認しましょう。資産運用に回せるだけの余裕があるかどうか、余裕があるならばどれくらいのお金を運用に回せるかを把握します。
運用資金に回すお金は、最悪0円になっても日常生活や将来の暮らしに大きなダメージを与えない程度の金額にしましょう。なぜなら投資にはリスクがともなうからです。
貯金額が少ないのであれば、まずは貯金をすることから始めましょう。貯金が100万円以下ならば、まずは100万円以上を目標にします。安定して投資活動や資産運用をしたいなら1,000万円をひとつの目安と考えるとよいでしょう。

無駄な支出の削減

資産運用に回せるほどお金に余裕がない場合は、貯金額を増やすことを優先的に行いましょう。貯金額を増やすための簡単な方法は、無駄な支出を削減することです。

例えば、住宅ローンを毎月返済しているのであれば、金利の低い住宅ローンに借り換えを検討できるかもしれません。賃貸に住んでいるのであれば、今よりも数万円安い家賃の物件に引っ越せば年間で20万円近く節約できることもあります。

他にも、保険や携帯電話代などのプランを見直すことでさらに支出を減らせるかもしれません。無駄な支出を減らし、資産運用に回せる資金を増やしましょう。

資産運用を成功させるためのポイント

投資活動に費やせる資金が集まったら、次は投資活動や資産運用に着手することになります。資産運用を成功させるにはどのようなことに注意を払う必要があるのでしょうか。ここでは、資産運用に先立って注意しておきたいポイントを4つご紹介します。

目標を明確化させる

資産運用を成功させるには、目標を明確化させることが大切です。目指すべき目的地がなければ、そこに到達するための道も見つかりません。資産運用でもゴールを明確に定めれば、それを達成するためのプランが立てやすくなります。

例えば「セカンドライフのために60歳までに○○万円蓄えたい」「海外移住のビザ代と生活費のために○○万円貯蓄したい」といった目標を立てられます。ポイントは「何のために」「いつまでに」「どれくらい」資産運用するのかを具体的に設定することです。

最終目標が定まれば、そこに行きつくための中間目標や戦略を考えてそれに合わせた運用方法を選べるでしょう。注意すべき点は、実現可能な目標を設定することです。

分散投資を行う

資産運用でリスクを軽減させるために分散投資は基本となります。資産運用をする際、ひとつの投資方法にすべての資産を投入してしまうと、それが失敗したときにすべてを失うことになりかねません。投資方法や商品をいくつか用意して資産を分けて投入すれば、資産全額を失うリスクを回避できます。分散投資には以下の種類があります。

・特性の異なる複数の資産(商品)を組み合わせる「銘柄の分散」
・複数の地域や通貨を組み合わせる「地域の分散」
・投資する時期やタイミングをずらす「時間の分散」

こうした分散投資を利用して、自分の資産を賢く運用しましょう。

長期的な運用を行う

投資により大切な資産を失うリスクを避けて成功するためには、長期的に安定した運用を行う姿勢も大切です。投資になじみのない方は、投資というと「短期間でハイリスク・ハイリターンのもの」を想像することも多いのではないでしょうか。

株取引やFX取引、仮想通貨取引などはそれが可能な投資方法です。コア・サテライト投資戦略では、こうした投資はサテライトの部分で攻めの投資の部分に該当します。長期的安定的投資はコアの部分に該当し、それには投資信託やロボアドバイザーなどのリスクの少ない守りの投資が含まれます。

まずはこうしたコアの部分を成長させて資金的に余裕が出てから、サテライトの部分に手を伸ばしていくことが理想的といえるでしょう。

さらに、中長期的な投資には、投資資金を運用して出た利益をさらに運用して利益を増やしていく「複利」の効果があります。投資期間が長ければ、それに応じて複利効果も大きくなり、安定した収益が期待できるようになります。

セミナーで勉強をする

資産運用方法の知識やスキルを身に付けるためにセミナーに参加することもおすすめです。資産運用の方法は、政治や社会の動きの影響を受けて変化することもあります。セミナーに参加すれば旬の新鮮な情報を入手することができるでしょう。

また、セミナーでは投資の基礎知識を取得できます。さらに講師からの有益なアドバイスを聞くこともでき、質問があれば直接聞くことも可能です。

値動きに過敏になり過ぎない

資産運用の中には、株式投資やFX、投資信託など値動きが変動して元本割れリスクのある商品も存在します。世界情勢や企業の業績、景気などが原因となり、予想できない価格の下落もあるでしょう。

しかし少しマイナスに動いたからといって、焦って取引すると失敗につながる恐れがあります。持っている知識やノウハウを十分に活用し、長期的な視点で冷静に決断しましょう。値動きに過敏になりすぎず、短期間で一喜一憂しないことが大切です。

資産運用を始めるならプロにご相談ください!

資産運用を始める際はまず種類を知り、仕組みなどの基礎知識を習得する必要があります。さらにリスクに対して対策を取ることで、成功するコツも身に付くでしょう。

ネイチャーグループ(税理士法人ネイチャー、株式会社ネイチャーウェルスマネジメント)では、資産運用や相続対策に特化したコンサルファームです。常に国内外の最新税務情報をアップデートしているため、税務効果を考慮した資産運用の提案を得意としています。

2022年現在の相談件数は年間2,000件、累計1万件を突破しており実績が豊富にありますので、資産運用についての疑問や不安を解決させたい方は、安心してご相談ください。「株セミナー」「不動産投資」「マンション経営」など特定の分野に特化したセミナーも開催しています。

まとめ

老後の人生を安定して暮らしていくために、あるいは自分の資産を守っていくために、資産運用はこれからさらに注目されることでしょう。

大勢の方が資産運用に関心をもつようになっても、投資という活動には不安も残るものです。もし資産運用に不安があるならば、ぜひネイチャーグループ(税理士法人ネイチャー、株式会社ネイチャーウェルスマネジメント)の主催するセミナーにお申し込みください。

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資産運用や税金対策は専門的な知識が必要で、「そもそも何をすればいいか分からない」方が多いと思います。
また、投資経験者の多くが不安や悩みを抱えているのも事実です。
そのような不安や悩みを解決するべく、経験豊富なコンサルタントがどんな相談内容にも丁寧にお答えします。
資産運用や税金対策についてお悩みなら、まず富裕層に熟知したネイチャーグループへご相談ください。

芦田ジェームズ 敏之

芦田ジェームズ 敏之

【代表プロフィール】
資産規模100億円を超えるクライアントの案件を数多く抱えてきた異彩を放つ経歴から、「富裕層を熟知した税理士」として多数メディアに取り上げられている。培った知識、経験、技量を活かし、富裕層のみならず幅広いお客様に税金対策・資産運用をご提案している。
また、Mastercard®️最上位クラスで、富裕層を多く抱えるクレジットカードLUXURY CARDの 「ラグジュアリーカード・オフィシャルアンバサダー」に就任。日米税理士ライセンス保有。東京大学EMP・英国国立オックスフォード大学ELP修了。紺綬褒章受章。
現在は代表税理士を務める傍ら、英国国立ウェールズ大学経営大学院に在学中(MBA取得予定)。

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