2020年6月29日2024年3月15日資産運用

定期預金のメリットは5つ!デメリットや注意点・種類も紹介

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定期預金は気軽に取り組める資産運用ですが、定期預金のメリット・デメリットについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。定期預金が最適な資産運用とは限らない可能性があるため、定期預金の特徴を事前に把握しておくことが大切です。この記事では定期預金のメリット、デメリット・注意点、定期預金の種類や決める際のポイントなどを解説します。この記事を読めば、定期預金の特徴が分かることで、定期預金のメリットを活かした最適な資産運用を選択できるでしょう。

定期預金とは、銀行や信金などに資金を一定期間預けておくことで、利益を生み出す資産運用の方法です。定期預金や資産運用と聞いて自分には縁のないことだと感じている方もいるのではないでしょうか。

しかし、定期預金は各銀行にとって主力商品のひとつとして位置付けられているため、利用者はさまざまなメリットを受けることができます。

そこでこの記事では、定期預金のメリットについてご紹介します。定期預金の優位性を理解し、自身の将来設計を立てるきっかけにしましょう。

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定期預金とは?


銀行や信金などが提供している金融商品のひとつが定期預金です。定期預金は、はじめに資金を預ける期間を指定します。各銀行であらかじめ設定されている期間から選ぶことが必要です。大手の銀行では、1か月から10年程度の間で指定することができます。

一部の銀行では、預け入れ期間を1週間から2週間と短い期間に設定することも可能です。日本での定期預金は、利用者の目的に合わせて利用できる環境が整っています。

定期預金は普通預金と違って、指定した預け入れ期間中は、預金を引き出すことができません。その代わり、普通預金に比べて高い金利を得ることができます。一般的に定期預金は、銀行が提供している商品の中でメジャーな金融商品といえるでしょう。


定期預金のメリットには、金利が高いことや基本的に元本割れのリスクがないこと、管理が容易なことが挙げられます。

ここでは3点のメリットを詳しく紹介します。多くの場合、定期預金は利益が少ない印象がありますが、堅実性という点では優れているといえるでしょう。定期預金のメリットを理解して、自身の資産運用を見直すきっかけにしましょう。

普通預金よりも金利が高い

定期預金は、銀行に預ける期間が長いため、普通預金に比べると金利が高く設定されています。定期預金は基本的に満期までお金を引き出せないため、堅実にお金を貯めたい方におすすめの方法です。

金利は、期間や時期によって変わります。また、銀行によっても設定が異なるため、金利を重視して定期預金をする場合は、それぞれの金利と定期預金の期間をしっかりと比較しましょう。

元本割れのリスクがない(元本保証・預金保険制度)

元本割れとは、預けた金額が減ってしまうことです。定期預金を資産運用として選択すれば、元本割れのリスクを回避することができます。銀行に預けた資産が減ることはないため、安全性を求める場合に利用したい運用法です。

定期預金以外にも資産運用の方法はたくさんあります。運用法によっては資産が減ってしまうこともあります。しかし、資産運用を定期預金という方法で行えば、一定の期間預けておくだけで一定の金利が受け取れるだけでなく資産の減少を防ぐことが可能です。資産運用初心者にはおすすめの資産運用方法といえるでしょう。

目的に合った管理ができる

定期預金の預け入れ期間は、資金を預ける本人が決めることができます。そのため、自身のライフプランに合わせた資産運用が可能です。

期間をあらかじめ決めることで、定期預金が満期になったときの預金総額を割り出すことができます。どの時点でいくら貯まるということがわかれば、将来設計も立てやすくなるでしょう。

子どもがいる場合、子どもの成長に合わせて預け入れ期間を決めると、進学時やイベント時に定期預金を使って対応することが可能です。

預け入れの期間を選択できる

定期預金では、1か月、3か月、6か月、1年などのように預け入れの期間を選択できます。例えば、1年後の車の購入資金に充てたい場合は1年の定期預金を組む、5年後の子どもの進学に備えたい場合は5年の定期預金を組むといった方法が考えられます。

預け入れる際に設定されていた金利に基づき満期時の利息が決まるため、ライフプランに合わせた資産形成が可能である点が魅力です。

手数料・コストがかからない

資産運用で投資信託を選択した場合、購入時手数料、運用管理費用、監査報酬、売買委託手数料、信託財産留保額などの手数料が発生します。

しかし、定期預金は資産の預け入れ、引き出し、中途解約において手数料が生じません。ただし、中途解約を選択した際は手数料がかからないものの、預け入れの際に定められた利率とは異なる利率が適用されることで利息が少なくなる点に注意が必要です。

定期預金のデメリット・注意点


定期預金は、銀行に預けておくだけでできる初心者にも易しい資産運用です。しかし、注意することもあります。

事前に注意点を確認し不安を取り除いてから行動しましょう。ここでは定期預金を利用する前に知っておきたい注意事項を3つ紹介します。

運用効率が悪くお金が増えにくい

定期預金は、普通預金に比べると金利が高く設定されています。しかし、運用効率はあまり高くはありません。資金を預ける期間が極端に短いと、定期預金にするメリットを感じることは困難でしょう。

金利は期間や銀行によって異なります。過去のバブル期には、金利が年6%もついたこともありました。銀行に預けておくだけで資金が増えていく状況です。

現在は超低金利時代ともいわれ、金利が低くなっているため定期預金で資産運用を試みる場合は、ある程度長い期間を想定し資産運用のスケジュールを立てることをおすすめします。

中途解約でないとお金を引き出せない

定期預金は、指定した期間内は自由に資金を引き出すことができません。しかし、決められた手続きをすることで定期預金から資金を引き出すことは可能です。

期間内に資金を引き出す場合は、解約の手続きをしなければいけません。途中解約をしてしまうと、予定していた金利よりも低くなってしまうことがあります。また、一部銀行では途中解約ができないケースもあり、注意が必要です。

各銀行につき1000万までの保証しか受けられない

資金を預けている銀行が破綻してしまうことを多くの方は想像していないでしょう。しかし、計画的に資金を運用していく場合、最悪の事も考えておく必要があります。

定期預金では、預けた金額が減ってしまうリスクを回避することができます。ただし、預け元の銀行が破綻してしまった場合、利用者への保証は上限1,000万円までです。

1,000万円以上の資金を預けている状態で銀行が破綻してしまうと、残りの金額は保証の対象外となってしまいます。リスクを回避するためには分散での預け入れが有効でしょう。

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定期預金の種類


一般的な定期預金以外にも、満期日を自由に選択することができる期日指定定期預金や毎月一定の金額を預金していく積立式の定期預金などがあります。

どのタイプの定期預金が自分に合っているのかは、それぞれの定期預金の仕組みと特徴を理解した上で決めましょう。今回は、代表的な定期預金を4つ紹介します。

定期預金

定期預金は、資金を預ける期間を利用者本人が決めて預金を行う方法です。預け入れ期間は、銀行によって決められています。利用者は、銀行の定期預金のプランの中から選択する形です。

定期預金は指定した預け入れ期間内に資金を引き出すことはできません。万が一、まとまった金額が必要になったときは、定期預金を解約する必要があります。

定期預金は、利用者自身で預け入れ期間を決めることができるため、利用者の貯蓄目的に合わせて利用することが可能です。

期日指定定期預金

期日指定定期預金は、預金口座を開設してから指定の期間が経過すると、自由に満期日を指定することができる定期預金です。

通常の定期預金は、預金口座を開設した段階で、預け入れ期間を指定する必要があります。そのため、将来のことを想定し決める必要があります。一方、期日指定定期預金は、預金口座を開設してから指定期間が過ぎれば、自由に満期を決めることができるため、資金を引き出すときに金利が下がってしまうことがありません。

積立定期預金

積立定期預金は、毎月一定の金額を預金していき、事前に決めた預金金額に達した時点から定期預金に切り替わるタイプです。

積立定期預金は、毎月決められた金額が口座から積立預金口座へ自動的に送金されます。毎回、自分で口座振替をする必要がないため、貯金が苦手な人でも少しずつ貯めていくことが可能です。

普通預金口座で貯金をするよりも、積立預金口座で管理をするほうが金利は高いため、資産運用がしやすいメリットもあります。

大口定期預金

大口定期預金は、300万円以上や1,000万円以上など規定の金額以上を預け入れることで利用できる定期預金の一種です。定額預金と同じく預け入れ期間は、銀行指定のプランから選択できます。

大口定期預金では、預け入れる金額が大きいことから、毎年受けることができる利子の割合がほかの定期預金に比べて高いことがメリットです。大口定期預金を利用するには、ある程度の資金が必要になるため、コツコツと資産運用をするのではなく、効率的にかつ堅実に資産運用をしたい方におすすめです。

定期預金の満期後はどうすればいい?

定期預金では、預け入れる際に決めた期間の満期をもって運用が終了します。そのため、満期が近づいてきた場合は、満期後にどのような選択肢があるのか把握し、自分に合った戦略を立てておく必要があります。

定期預金の満期後の選択肢について詳しく見ていきましょう。

元利自動継続

元利自動継続とは、定期預金の開始時に預け入れた元金と満期時の利息を合算した金額を元金とし、同期間の定期預金を継続する方法です。

利息が元金に含まれることによって元手が増えるため、複利効果によって効率よく資産を増やせます。金利は初回契約時ではなく、継続日の定期預金の金利が適用されます。

元金自動継続

元金自動継続とは、満期時に支払われる利息は普通預金口座に入金されて、預入時の元金部分のみで同期間の定期預金を継続する方法です。

普通預金口座に入金された利息には普通預金の金利が適用される一方、継続した元金には継続日の定期預金の金利が適用されます。

自動解約

自動解約とは、定期預金の満期日において、定期預金の元金および利息を合算した金額が普通預金口座に入金される方法です。

普通預金口座に入金された後は、普通預金の金利が適用されます。

放置すると休眠預金扱いされる可能性があるので要注意

休眠預金とは、10年間引き出しや預け入れといった取引がない預金口座のことです。休眠預金に該当した場合は、預金が預金保険機構に移管されて、民間の公益的な活動の支援に活用されてしまいます。

特に預金を使用する予定がないという理由で、定期預金の自動継続を繰り返していると、休眠預金扱いされる可能性があるので注意が必要です。

休眠預金になる前に金融機関から通知がきます。休眠預金扱いになるのを防ぐためには、通知が届いた後、速やかに入出金といった取引を行いましょう。

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定期預金の平均金利(1年)は0.008%

定期預金の金利は、資金を預け入れる銀行によって異なるため、金利を目的とした資産運用を検討している方は、事前に確認しておく必要があります。

日本金融通信社が公表している定期預金(大口定期およびスーパー定期300の1年)の平均金利は年0.008%(2024年1月時点)です。

金利が年0.008%だと、定期預金に100万円入れると1年後に金利として受け取る金額は、80円です。日本は、ほかの先進国に比べて金利の割合は低い傾向にあります。

定期預金を決める4つのポイント


定期預金をする場合、事前に決めておかなければならないことがいくつかあります。定期預金を始めてからは変更ができないことが多いため、慎重に検討するようにしましょう。

まずは、定期預金をする目的を明らかにすることで、スムーズに定期預金の内容を決めることができます。選び方は人それぞれなので、システムを理解して、目的に合った内容を選択することが重要です。

金利

金利とは、銀行に資金を預けるときに、利子という形でお金を受け取ることができるシステムです。特別な申請は必要なく、銀行に一定の期間に渡って資金を預けておくだけでお金を受け取ることができます。

金利の割合は、銀行によって異なります。そのため、金利を目的とした資産運用を検討している方は、事前に利用を検討している銀行の金利を調べるようにしましょう。

預け入れ期間

定期預金で資産を預ける期間のことを預け入れ期間といいます。預け入れ期間は利用者自身で指定することが可能ですが、指定した期間内は資金を自由に引き出すことができません。途中で資金を引き出す場合は定期預金を解約する必要があり、手間がかかってしまいます。

預け入れ期間を指定するときは、自分のライフプランと照らし合わせながら慎重に決めなければなりません。

単利か複利か?

単利は、最初に預けた金額に金利がつくシステムです。例えば、100万円を預けた場合、何年経っても最初に預けた100万円にのみ金利がついていきます。

複利の場合は、預けた金額プラス利息に金利がつきます。年利の場合、100万円プラス1年経過でついた金利の額が2年経過時の金利のつく元の額になる形です。

単利は、短期的に定期預金をする方向け、複利は長期的に定期預金をする方向けのシステムになっています。

変動金利か固定金利か

変動金利とは、資金を預けている間に金利の割合が変更されるシステムです。変動金利の定期預金の場合、6か月ごとに金利の割合が見直されます。景気の状況によって上がることもあれば、下がることもあり、満期日の金利を予測できない特徴があります。

固定金利は、資金を預けた時点の金利のまま変わらないシステムです。資金を預ける段階で満期日の金利がわかるため、計画的に資産運用をすることが可能です。

定期預金のメリットを最大限活かす資産運用法2選


定期預金のメリットを活かした資産運用を紹介します。定期預金だけでは資産運用は難しい印象ですが、預けておくだけで資産が増えていく仕組みは大きなメリットです。

また、定期預金は各銀行における注力商品のため、さまざまな施策が打ち出されています。事前に情報を集めておくことで、効果的に資産運用を進めていくことが可能です。

分散型投資の一部分にする

日本で定期預金だけで資産運用の効果を上げるのはかなり困難です。金利の割合が低いため、預金として銀行に預けておくだけでは資産を大きく増やすことはできません。

分散型の投資では、定期預金を投資信託といった別の資産運用と掛け合わせます。投資信託は、投資知識に自信がなくても自分の代わりに運用会社のスタッフに委託する運用方法です。

預けておくだけで金利がもらえる定期預金と、投資信託で得ることができる利益とを掛け合わせることで、効率的に資金を運用していくことが可能です。

また、元本割れのリスクがある投資商品と定期預金を併用することで資産の急激な減少や損失をある程度防ぐことが可能です。定期預金の堅実性は他の運用方法との併用で一層効力を発揮するといえるでしょう。

定期預金だけを利用するなら付加価値に注目する

定期預金だけで資産運用を検討している方は、各銀行が打ち出しているキャンペーンに注目しましょう。各銀行によってキャンペーンの内容は異なるため、自分にとって有益なキャンペーンをもとに銀行を選ぶのもおすすめです。

キャンペーンの内容は、新規の取引で1,000円分のQUOカードの贈呈や、抽選で旅行券が当たるものなどがあります。

銀行によっては、キャンペーンを利用することによって金利を上げるサービスを展開しているところもあります。

定期預金のメリットを活かしたい方はネイチャーグループに相談

定期預金は元本割れのリスクがないというメリットの一方で、金利が低いので運用効率が悪いというデメリットに注意が必要です。

リスクを抑えながら自身の目的に合った資産運用を取り入れるには、専門家のサポートが欠かせません。

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大切な資産を運用する際は、総合的な立場から支援できるネイチャーグループへご相談ください。

まとめ:メリット・デメリットを理解して定期預金を始めよう


日本で利用できる定期預金はいくつも存在し、自分のライフプランに合わせて定期預金を選べる特徴があります。超低金利時代にあって定期預金は金利が低い状態が続いているものの、元本割れリスクのない資産運用方法です。こうした特徴を活かして分散型投資を行うのもよいでしょう。

税理士法人ネイチャー国際資産税では、専門のスタッフによって資産運用をサポートするサービスを提供しています。資産運用の知識がない方向けのセミナーも開催しているため、投資について詳しくなることも可能です。リスクの少ない資産運用を実践したいとお考えの方はぜひネイチャーグループにご相談ください。

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芦田ジェームズ 敏之

芦田ジェームズ 敏之

【代表プロフィール】
資産規模100億円を超えるクライアントの案件を数多く抱えてきた異彩を放つ経歴から、「富裕層を熟知した税理士」として多数メディアに取り上げられている。培った知識、経験、技量を活かし、富裕層のみならず幅広いお客様に税金対策・資産運用をご提案している。
また、Mastercard®️最上位クラスで、富裕層を多く抱えるクレジットカードLUXURY CARDの 「ラグジュアリーカード・オフィシャルアンバサダー」に就任。日米税理士ライセンス保有。東京大学EMP・英国国立オックスフォード大学ELP修了。紺綬褒章受章。
現在は代表税理士を務める傍ら、英国国立ウェールズ大学経営大学院に在学中(MBA取得予定)。

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