2022年11月4日2024年4月19日投資

円安は投資をすべき?注意点やおすすめの投資方法を紹介

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外国為替市場では円安が進んでおり、ニュースで日常生活への影響を耳にする方も多いと思います。一般的に円安では外国の資産を保有したほうがよいとされているため、投資をすべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、円安で投資をしても問題ないのかについて解説します。円安時に投資する注意点やおすすめの投資方法も分かり、投資の基本的な知識が身に付く内容です。

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円安時の投資を考える前に│知っておきたい基礎知識

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投資をする上で、「円安」「円高」といった為替レートを正しく理解することは大切です。最初に、円安や円高とはどのような状態を指すかについて解説します。適切な判断をするためにも、投資に必要な基礎知識を身に付けましょう。

円安とは?

円安とは、「他の通貨に対して円の価値が下がっている状態」のことです。他の通貨として、ドルやユーロなどが挙げられます。

円とドルを例に考えてみましょう。1ドル=100円から1ドル=110円になると、同額の円で交換できるドルは減少します。これは相対的に「円の価値が下落した状態」であり、「円安」と呼ばれます。

円高とは?

円高は、他の通貨から見たときに「円の価値が上がっている状態」です。円安と同じように、ドルと円の関係で見てみましょう。

1ドル=100円から1ドル=90円になれば、1ドルを得るのに必要な円が減った、つまり「ドルから見て円の価値が上がった」ことになり「円高」の状態といえます。また、為替レートでは円と他の通貨(2つの通貨)は相反する関係にあることも、押さえておきましょう。

円安になる主な理由

海外と日本の金利格差も円安になる理由のひとつです。外国の金利が上がれば、日本よりも利子の付きやすい外国の金融資産に投資したいと考える方は増えます。例えばアメリカに投資したい場合には、円をドルに換金しなければなりません。そうすると、ドルの需要が増えるため、円安になる傾向があります。

また、日本への輸入が増えていることも要因のひとつと考えられます。日本企業が輸入した部品を使って製品を作るケースで考えましょう。日本企業は外国企業へ支払うお金を円からドルに換金しなければならないため、ドルの需要が増えて、円安につながります。

円安時に投資をするメリットと注意点

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円安になると、外国の金融資産に投資したいと考える日本人は増加します。しかし、円安・円高ともにメリットと注意すべき点があるため、両方に着目しつつ適切な判断をすることが大切です。ここでは、円安時に投資するメリットと注意点について解説します。

円安時のメリット

外国に投資している資産が増えるというのも円安時のメリットです。例えば、1株あたり1ドルのアメリカ株を保有しているとしましょう。1ドル=100円で換金すると1株の価値は100円ですが、円安で1ドル=110円になった場合、1株の価値は110円に上がります。

このように保有資産を購入したときの金額と売却するときの金額の差がプラスになれば「評価益がある」という状態です。売却時の評価益を狙って円安時に投資を行う方もいます。

円安時の注意点

円安になると、個人の支出が増える点に注意しましょう。日本は、多くの農作物や製品を外国からの輸入で賄っている状況です。例えば1ドル=100円で輸入できた商品が、1ドル=110円になると、私たちの身近な商品の値上がりも予想されます。

円安の状況で日本の金利が上がると、支払額が増える点にも注意しましょう。変動金利で契約している場合、金利に合わせて支払額が決まるため、家計に大きく影響します。

また、円安時は現金の価値が下がります。金融資産を保有していないと、資産が目減りする可能性があるため、適切な投資方法を考えることが大切です。

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円安で投資をする際に避けたほうがよいこと

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円安時には、外国の株や債券などが魅力的に感じることもあると思います。しかし投資にはリスクもあるため、目先の利益だけを追うのではなく、慎重に判断することが重要です。ここでは円安時に投資する際に避けたほうがよいことを、具体的に解説します。投資を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

バランスを崩して投資する

銘柄や地域のバランスに気を付けることは、投資をする上で欠かせません。円安で投資のチャンスだと思っても、全ての資産を外国資産にするのは避けたほうがよいでしょう。例えばA国とB国の2カ国へ分散投資していた場合、A国で値下がりしても、B国の値上がり分でカバーできるかもしれません。

将来の金融市場を正確に予測することは不可能です。起こりうる状況を多角的に予測し、バランス良く資産を配分することは、リスク回避にもつながります。

長期積立投資をやめる

長期積立投資をしている方の中には、円安を理由に「投資をやめたほうがよいのでは」と不安になる方がいるかもしれません。しかし、長期積立投資は「長期間」かつ「定期的」に投資をすることで利益を積み上げる投資方法です。一時期の値動きだけで判断をすることは、リスクのある行為となるため控えましょう。

特に「ドルコスト平均法」が採用されている投資の場合、定期的に一定額を購入して購入平均価格を抑えることで短期的な値動きに左右されにくくなります。途中でやめるとその効果がなくなるので注意してください。

円安時におすすめの投資方法3選

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これから投資を始めたいと考える方の中には、どの投資方法が適しているか知りたい方もいるのではないでしょうか。さまざまな投資方法の特徴を理解し、自身に合っているものを選ぶことが大切です。ここでは、円安時におすすめの投資方法を3つ紹介します。

外貨積立をする

初心者でも始めやすい投資のひとつに、外貨積立があります。外貨積立とは、ドルやユーロといった外貨を複数回に分けて購入し、積み立てていくという投資方法です。一度に多額の外貨を購入せず、購入平均価格を抑えることでリスクを抑えた運用ができます。また少額から始められるのも魅力です。

外貨積立をする場合には、急な為替変動に左右されないためにも、長期的な視点が欠かせません。手数料がいくらかかるのかも確認しつつ、投資先を検討しましょう。

高配当な日本株への投資

高配当な日本株も円安時におすすめです。高配当株とは、配当利回りの高い株式のことで、配当利回りは「1株あたりの年間配当金額÷1株の購入価額×100」で求められます。

また、円安は海外の投資家にとって少ない資金で多くの株を取得できるという状況なので海外の投資家の動きが活発になる傾向です。事前に割安で高配当な日本株に投資しておくことで、インカムゲインとキャピタルゲインの両方が期待できるでしょう。

株を選ぶ際には、配当利回りの高さだけに着目するのではなく、業種や業績など総合的に判断することが大切です。

輸出関連企業への投資

輸出関連企業とは、日本国内で製造したものを海外輸出して収益を上げる企業のことで、自動車や精密機械といった業種はその一例です。

例えば1ドル=100円だったのが1ドル=110円になった場合には、そのままの値段で商品を売却しても売り上げが10%アップします。また、円安で売り上げがアップする分、商品の値段を下げることで価格競争にも強い状況になります。
円安の状況下では輸出関連企業は業績アップによって株価が上昇しやすいため、輸出関連企業への投資がおすすめです。投資先を決める際には、企業の事業内容や将来性などを調べ、企業のニュースもこまめにチェックしましょう。円安や円高の為替レートも随時確認することが大切です。

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投資は為替の差益だけが重要ではない

金融資産を売却する場合、為替差益も大切な要素のひとつです。しかし、為替状況や現在の資産価値だけを見て、売買すべきか判断するのは控えたほうがよいでしょう。為替差益だけに着目すると、投資における本来の目的を見失ってしまう可能性があるためです。

例えば、企業の将来性を見込んで株を購入したのであれば、円安や円高に左右されずに、より長期的に企業を観察しながら続けていくことも重要といえます。売買すべきか迷った際には、投資を始めた本来の目的を一度思い出し、慎重に判断しましょう。

円安時の投資に関するご相談はネイチャーグループへ

円安時に投資をする際には、円安のメリットや注意点など十分な知識を身に付けておくことが重要です。円安時の投資に不安がある方は、専門家に相談するのもよいでしょう。具体的なアドバイスを得ることで、より自身の目的に合った投資先を見つけられるかもしれません。

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まとめ

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円安には外国の資産が増えるといったメリットがある一方で、個人の支出が増えてしまい、家計に大きな打撃となる側面もあります。資産の目減りを防ぐために投資を行うのも選択肢のひとつです。

円安時の投資について不明点がある場合には、ネイチャーグループ(税理士法人ネイチャー、株式会社ネイチャーウェルスマネジメント)をご利用ください。皆さまの大切な資産を守るため、投資と資産運用の専門家が徹底サポートします。

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芦田ジェームズ 敏之

芦田ジェームズ 敏之

【代表プロフィール】
資産規模100億円を超えるクライアントの案件を数多く抱えてきた異彩を放つ経歴から、「富裕層を熟知した税理士」として多数メディアに取り上げられている。培った知識、経験、技量を活かし、富裕層のみならず幅広いお客様に税金対策・資産運用をご提案している。
また、Mastercard®️最上位クラスで、富裕層を多く抱えるクレジットカードLUXURY CARDの 「ラグジュアリーカード・オフィシャルアンバサダー」に就任。日米税理士ライセンス保有。東京大学EMP・英国国立オックスフォード大学ELP修了。紺綬褒章受章。
現在は代表税理士を務める傍ら、英国国立ウェールズ大学経営大学院に在学中(MBA取得予定)。

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